マキタ USB用アダプタ ADP08 レビュー、眠っている電動工具をモバイルバッテリーの代用に
はじめに
今回は、停電時のために備えておきたいモバイルバッテリーの代用として、マキタ USB用アダプタ ADP08を試してみました。
もともと、家具の組み立てのようなちょっとしたDIYをするために、インパクトドライバー(電動ドライバー)を買ったのがマキタとの出会いでした。
でも、ずっしり重いバッテリーがせっかく2個もあるのに、なかなか出番がなく自宅で眠っていたんですよね。
そこで発見したのが、マキタのバッテリーをUSB急速充電器として代用できる純正アイテム、マキタ USB用アダプタ ADP08でした。
結論として、マキタの純正バッテリーは、停電時の大容量ポータブル電源としてしっかり代用できそうです。
マキタ USB用アダプタ ADP08とは
マキタ USB用アダプタ ADP08は、マキタの10.8Vバッテリーをセットすることで、バッテリーからUSB機器を充電できるようにするアダプターです。
メーカーが出している参考値によると、10.8Vバッテリー(BL1040B)ならiPhoneを3回充電できるとのこと。(BL1015なら1回)
ちなみに、今回は、もともと持っていたバッテリーが10.8Vだったのでマキタ USB用アダプタ ADP08を買いましたが、より大容量の14.4Vまたは18Vバッテリーのために、マキタ USB用アダプタ ADP05という別のアダプターもあります。
そちらのバッテリーとアダプターの組み合わせなら、iPhoneを最大で12回も充電できるそうです。
これはもうモバイルバッテリーを通り越して、立派なポータブル電源と言えますよね。
ADP08とADP05の違い
ADP08とADP05の違いは、適合するバッテリーの違いになります。
ADP08は10.8Vのバッテリー専用、ADP05は18Vおよび14.4Vのバッテリー専用です。
ADP06とADP05の違い
ADP06とADP05の違いも同様に、適合するバッテリーの違いになります。
ADP06は10.8Vのバッテリー専用、ADP05は18Vおよび14.4Vのバッテリー専用です。
ちなみに、ADP08とADP06の違いは、ベルトフックあり(ADP06)、なし(ADP08)という形状の違いです。
マキタ USB用アダプタ ADP08のスペック
型番 | JPAADP08 |
---|---|
適応バッテリー | Li-ion 10.8Vスライド式バッテリー |
USBポート | 1 |
USB出力電圧 | DC5.0V |
USB出力電流 | 2.1A |
USB形状 | Type-A |
バッテリー・充電器 | 別売 |
サイズ | 幅53mm×高さ28mm×奥行き80mm |
重量 | 60g |
製造国 | 中国 |
定価 | 2,900円(税別) |
購入価格 | 1,750円(税込) |
マキタ USB用アダプタ ADP08の本体
マキタ USB用アダプタ ADP08は、USBが1ポートです。
オン・オフスライドスイッチ付き。
ちなみに、ベルトフック付きのマキタ USB用アダプタ ADP06というアイテムもあります。
マキタ USB用アダプタ ADP08の付属品
付属品は取扱説明書のみ。
バッテリー、充電器は別売です。
USBケーブルも別売なので、充電したいUSB機器に付属のものを使います。
今回は、iPhoneに付属してきた、アップル純正のLightningケーブルで問題なく充電できました。
必要にして十分です。
マキタ USB用アダプタ ADP08の使い方
マキタの10.8Vバッテリーに、マキタ USB用アダプタ ADP08をスライドさせて取り付けます。
マキタ USB用アダプタ ADP08にUSBケーブルを挿して、USB機器と繋げます。
スライドスイッチをオンにすると充電が始まります。
マキタ USB用アダプタ ADP08を使った感想
マキタ USB用アダプタ ADP08のイマイチな点
電動工具のバッテリーからUSB機器を充電できるようにする、というシンプルのアイテムなので、特に不満は感じませんでした。
強いて言えば、バッテリー本体に残量表示があれば、尚便利になると思います。
でも、充電器やインパクトドライバーに接続すればおおよその残量は分かるので、それほど問題ではないかと思います。
マキタ USB用アダプタ ADP08の良い点
今回は、あくまでも自宅で眠っていた電動工具のバッテリーを、停電時にモバイルバッテリーとして代用できるかどうか、という視点でレビューしてきたので、十分にその役割を果たしてくれることが分かり、大満足です。
もちろん、マキタの電動工具を持っていない人が、電源確保のためにわざわざ買うものではありません。
でも、いざという時のために電源を確保しつつ、普段使いに代用できるものは代用していきたいというニーズに、ぴったり合っているシンプルイズベストなアイテムだと思いました。
おわりに
今回は、自宅で眠っていた電動工具のバッテリーを、モバイルバッテリーとして代用できるかどうか、という視点でレビューしてきました。
結論として、停電時でもUSB充電にしっかり代用できそうです。
災害による停電時には、モバイルバッテリーやポータブル電源はいくつあっても困らないもの。
電源を確保する手段がひとつでも増えれば心強いですよね。
防災グッズとしてモバイルバッテリーやポータブル電源を購入する際に、普段使いしているアイテムで代用できるものがないか、ちょっと家の中を見回してみるのもいいかもしれません。